聖なる方の建築用道具、トーラ　　AT

　聖なる方が世界を創ろうと決心したとき、トーラを見て、一字一語に従って、世界を創った。世界のすべての言行はトーラに含まれているからである。トーラが世界を創造したのではなく神がトーラを見ながら創造したのである。
　ほむべき聖なる方はトーラを調べた。すると「はじめに神は天の素と地の基を創った」たあった。それで神は天の基を創った。さらにトーラを調べた。すると「光あれ」とあった。それで光を創った。このようにトーラを調べながら宇宙を創った。
　世界は完成したが、永遠なる英知が人間を創ることを思いつかなかったなら、世界は崩壊したであろう。人間がトーラの研究に精出したから、世界は持続したのである。トーラを掘り下げ、その研究に埋没する者は世界を支えているかのようである。ほむべき聖なる方がトーラを調べ世界を創造したように、人間がトーラを調べ世界を支えているのだ。トーラの研究に従事するものは幸いである。彼らは世界を支えているのだから。（ゾハール）

　ほむべき聖なる方は世界の創造になぜトーラを必要としたのか。神がトーラを必要としたとは、ありえない。神は世界にトーラの重要性を示し、トーラを成就することがいかに重要であるかを教えたのである。ほむべき聖なる方がなしたように、世界はトーラで創ることができるからだ。（ラビ・ハコーヘン）

このように宇宙のすべての秘密はトーラに隠されている。科学がまだ解明できない秘密がすでに語られている。人間がまだ読みきれないだけだ。（AT）

　　http://www.neshama.info/ （ネシャマー王国）
　　http://www.geraldschroeder.com/（シュローダー博士のHP）（英文）