エデンの園のアダムに、『神』は「どの木から食べてもよいが、善悪の知識の木から食べるな」と命じた。
 これは矛盾している。「どの木から食べてもよい」しかし「善悪の知識の木から食べるな」とは!?
 善悪の知識の木から食べさせたあくないなら、『神』はそのように設定できたはずだ。しかし『神』はアダムを自分のに姿(自分の影)に似せて創った。その重要な類似点は自由選択の能力である。この能力は素粒子、分子から人間に至るまですべての存在に与えられたのである。

 『神』の命令は、ゆえに、絶対命令ではなく、選択せよとの命令である。前者を実行すれば死ぬ。後者を守れば死なない。どちらを選ぶか?
 ダムとエバは前者を選んだ。危険領域に足を踏み入れた。
 注目すべきは、このゆえに神とアダム・エバの対話が始まったことである。全知の『神』はアダムが何をしたかどこにいるのか分かっていたが、「おまえはどこにいるか」と質問から入って対話を始めたのだ。
 アダムはそれ以上『神』に逆らうことなく黙ってエデンを去った。

 『神』への反逆へ走ることこそ『神』との対話を深めるのである。

 実はこれも『神』の計画の一部だ。アダムのネシャマー遺伝子を他のヒトにも分けるためである。

 その後の『神』のネシャマー人へに対する処置を見ると、うなずける。

 http://www.neshama.info/ (ネシャマー王国)
  http://www.geraldschroeder.com/ (シュローダー博士のHP)(英文)

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