宇宙の始まり(七)生命の起原 AT
2005年10月10日 宇宙の始まりが長い間アリストテレスの説で歪められていたように、生命の期限は長い間ダーウインの説で歪められてきた。
この二、三〇年の分子生物学の発展で、物理学者が垣間見るようになった宇宙の秩序の一体性を、生物学者も垣間見るようになったのだ。
細胞の働きの複雑極まる絡み具合が判明すればするほど、生命は何の目的もなく偶然に出来上がったものだ、と主張するのがどうしてもためらわれるのだ。
1970年代までの科学の生命起原論は次ぎのようなものだった。
地球が生まれ、冷却し、水が現れ、それから何十億年もかかって、無機物がくっついては離れ、くっついては離れているうちに、遂に偶然に自己再生の分子が生まれ、それが生命を生むに至った、と。
この説を実証するのは化石の存在である。驚いたことに、最初の生命は、水の出現した後に何十億年もかかって現れたのでなく、水の出現直後に出現したのである。従来の詩的幻想とも言うべき説は破棄された。
この不可解な事実を説明するために科学者は二つの可能性を唱えている。一つは、生命は宇宙空間から地球に飛来した(!)というものだ。もう一つは、分子レベルの自己組織の気まぐれな特性が必要な科学物質を取り込んで自己再生を行う分子を生み出し、それから一連の触媒(未だ発見されていなのだが)が、胎児に等しい分子を生命に発展させた、というものだ。
どんなに楽観的に見ても、偶然の反応だけで生命が生まれたとは言えないのである。全宇宙が実験室となり実験の場となっても、偶然に生命が生まれるには時間が足りなかった。これは数学的に証明されているがこのことは、また後に扱うだろう。
三千三百年間、創世記は生命の起原の説明を我々に語り続けていたのだ。
水が地球に現れ、生命がその直後に現れた(共に聖書時間の三日目に生じる)。
聖書は(正確に)我らに告げている。生命の起原のタイミングだけでなく、メカニズムまでも。「地は(生命を)出した」(創世記1・11)。生命の出発時に特別の創造の業があったとは述べられていない。地自体が生命の発生を調整する特質を持っていたのである。現代の用語で言えば、自己組織力や触媒という語で説明されよう。
生命の起原に関する聖書の最初の説明個所は科学的に正しいことが証明されている。生命は水の出現直後に出現したのである。第二部、すなわち、自己組織力と触媒も真実だといえよう。生命が宇宙空間から飛来したとは聖書にはない。
科学は、聖書とスクラムを組む上で、これまでに無いほど重要な二つの事実を明らかにした。それは(一)宇宙には始まりがあった。(二)生命は何十億年の行き当たりばったりの偶然を通してでなく、地球上にすぐに出現した。
これはグローバルなコンセプトである。
http://www.neshama.info/ (ネシャマー王国)
http://www.geraldschroeder.com/ (シュローダー博士のHP)(英文
この二、三〇年の分子生物学の発展で、物理学者が垣間見るようになった宇宙の秩序の一体性を、生物学者も垣間見るようになったのだ。
細胞の働きの複雑極まる絡み具合が判明すればするほど、生命は何の目的もなく偶然に出来上がったものだ、と主張するのがどうしてもためらわれるのだ。
1970年代までの科学の生命起原論は次ぎのようなものだった。
地球が生まれ、冷却し、水が現れ、それから何十億年もかかって、無機物がくっついては離れ、くっついては離れているうちに、遂に偶然に自己再生の分子が生まれ、それが生命を生むに至った、と。
この説を実証するのは化石の存在である。驚いたことに、最初の生命は、水の出現した後に何十億年もかかって現れたのでなく、水の出現直後に出現したのである。従来の詩的幻想とも言うべき説は破棄された。
この不可解な事実を説明するために科学者は二つの可能性を唱えている。一つは、生命は宇宙空間から地球に飛来した(!)というものだ。もう一つは、分子レベルの自己組織の気まぐれな特性が必要な科学物質を取り込んで自己再生を行う分子を生み出し、それから一連の触媒(未だ発見されていなのだが)が、胎児に等しい分子を生命に発展させた、というものだ。
どんなに楽観的に見ても、偶然の反応だけで生命が生まれたとは言えないのである。全宇宙が実験室となり実験の場となっても、偶然に生命が生まれるには時間が足りなかった。これは数学的に証明されているがこのことは、また後に扱うだろう。
三千三百年間、創世記は生命の起原の説明を我々に語り続けていたのだ。
水が地球に現れ、生命がその直後に現れた(共に聖書時間の三日目に生じる)。
聖書は(正確に)我らに告げている。生命の起原のタイミングだけでなく、メカニズムまでも。「地は(生命を)出した」(創世記1・11)。生命の出発時に特別の創造の業があったとは述べられていない。地自体が生命の発生を調整する特質を持っていたのである。現代の用語で言えば、自己組織力や触媒という語で説明されよう。
生命の起原に関する聖書の最初の説明個所は科学的に正しいことが証明されている。生命は水の出現直後に出現したのである。第二部、すなわち、自己組織力と触媒も真実だといえよう。生命が宇宙空間から飛来したとは聖書にはない。
科学は、聖書とスクラムを組む上で、これまでに無いほど重要な二つの事実を明らかにした。それは(一)宇宙には始まりがあった。(二)生命は何十億年の行き当たりばったりの偶然を通してでなく、地球上にすぐに出現した。
これはグローバルなコンセプトである。
http://www.neshama.info/ (ネシャマー王国)
http://www.geraldschroeder.com/ (シュローダー博士のHP)(英文
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