生命は徐々に進化したのではない。化石が語る限り進化は常に突如として起こる。

 最初は、単細胞生命が水の出現とほとんど同時に出現した。三十八億年前である。それから三十二億年の間、単細胞生物のみが存在した。

 そして六億五千万年前、得体の知れない、エデカラン・ファウナとして知られる球状の生き物が現れた。

 次に五億三千年前、カンブリア紀に、何の前触れもなく、生命の爆発が起った。現在見出されるすべての生体の基本構造がこのときすべて現れた。

 聖書の記述はショッキングなほど、このような事実と一致する。創世記一章は、水が出現した直後に生命の始まりを告げ知らせる(創世記の三日目)。次の日には生命の事は触れていない。

 五日目、創世記は生命の爆発を語る。「『神』は言った、『水は群がる生き物でうごめくように』」(創世記1・20)

 五日目は地球時間で五億三千年前のカンブリア紀に当たる。(創世記の『宇宙時間』と、現代の科学による『地球時間』の関係については後に詳しく触れる)。

 カンブリア紀以後、種の中のミクロ進化はあったが、門から門への移行は、なぜか、発見されていない。それ以後、新しい門(生体構造)は生まれていないのである。

 http://www.neshama.info/ (ネシャマー王国)
 http://www.geraldschroeder.com/ (シュローダー博士のHP)(英文)

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