『神』が自然法則を通して行う、というのならば、『神』は全知全能ではないのだろうか?

 そうではない。しかし聖書を通して分かるのは、『神』は、基本ルールをいくつか造り、そのルールによって、宇宙をコントロールしていることだ。少数の例外はあるが。

 この例外を奇跡と呼んでいるのだが、現代社会で奇跡を心底から信じる人は少ない。

 イエスは本当にあのような形で復活したのか?神聖受胎はありうるのか?これをクリスチャンに尋ねると答えは様々で、多くの場合、曖昧である。古代中世の人を納得させるための神話だったから無理はない。しかしヘブライ聖書は別である。

 現代の科学は、奇跡が不思議な出来事ではないという科学的根拠を与えるに至った。

 「奇跡」とは「原因が良く分からない結果」である。量子力学の世界ではこの事実は毎日のように実験室で観察されている。

 「奇跡」はないのだ。人間に原因が分からないだけなのだ。『神』には分かっているのだが、人間には永遠にこの世で隠されている。これがヘブライ聖書の奇跡の定義である。

 http://www.neshama.info/ (ネシャマー王国)
 http://www.geraldschroeder.com/ (シュローダー博士のHP)(英文)

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