「国と、故郷と、父の家から出て、わたしの示す地に生きなさい」と『永遠』はアブラハムに突然語りかけた。
 『神』は自分の国にアブラハムを招いたのである。

 これは聖書を一貫する思想である。
 キリスト教も、異教神話が混じってはいるが、その中心はユダヤ人イエスなので、この基本思想は貫かれている。

 欧米などキリスト教圏が発展したのも「血縁よりも『永遠』を」という思想を自分のものにしたからである。日本もさらなる発展を望むなら、血縁、学歴、派閥、など、身内的なもので事を処する慣習を減らしていかねばならない。東アジア文明圏はこの身内主義を克服しないと行き詰まるだろう。

 アラブイスラム圏は今でも名誉殺人を行っている。彼らイスラム教徒は過激派だけでなく、古代中世の世界に住んで、世界を破滅に引きずり込む危険を抱えている。

  『永遠』がアブラムに言った言葉はいつまでも人類の目標として続くだろう。

  http://www.neshama.info/ (ネシャマー王国)
 http://www.geraldschroeder.com/ (シュローダー博士のHP)(

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