ロトが住みついた低地の王たち五人が、エラムの王と戦い敗れた。
 エラムの王は、低地の町、ソドムとゴモラの全財産と食料を取り上げて引き上げた。彼らはロトも舟に乗せて連れ去った。

 低地の王の一人オグは逃げ帰り、アブラムにロトが囚われたことを知らせた。オグは親切心からではなく、アブラムの妻サラをモノにしようと企んで、アブラムに知らせたのである。アブラムはロト救出のために戦い死ぬだろう。そうすれば自分がサラを貰おう、と。

 アブラムはロトの一族と財産を取り戻して帰還した。『神』が彼の背後にいたからである。

 『神』はオグに言った。
 「お前は永く生きてアブラム殺害を企てた罰を受ける。お前はアブラムの子孫の大群を見る。そして彼らの手に落ちる」

 成功や失敗と見える事の背後には意義には『神』の遠大な意図が働いている。『神』は人間の邪心も利用する。

  http://www.neshama.info/ (ネシャマー王国)
 http://www.geraldschroeder.com/ (シュローダー博士のHP)( 英文)

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