アブラハムの妻サライは、夫の子を宿したハガルを奴隷扱いにして辱めた。ハガルは逃げ出した。

 天使は、荒野の泉の傍で、シュルの道の泉の傍でハガルを見つけた。天使は言った。

 「サライの奴隷ハガルよ、おまえはどこから来て、どこへ行くのか」。

 彼女は言った。
 「主人サライから逃げているのです」。

 別の天使が言った。「おまえの主人の所に帰りなさい。彼女の下で苦しみを受けなさい」。

 彼女はサライから解放されない、サライの子孫が彼女の子孫を支配することを、天使は教えたのである。

 また別の天使が彼女に言った。
 「私はおまえの子孫を大いに増やそう。数えられないほどに増やそう」。
 また別の天使が彼女に言った。
 「見よ、おまえは妊娠している。おまえは男子を生む。彼をイシュマエル(エル[『神』]は顧みる)と呼びなさい。『神』がおまえの苦しみを顧みたからである。彼は野生のロバのようになる。彼の手はすべての人に逆らい、すべての人の手は彼に逆らう。彼はすべての兄弟沿いに住む」。

 彼は野獣の間に住み、野獣を狩り、すべての人を力で征服し、最後に敗北する。彼はダニエルの幻の第四の野獣である。

 この預言どおりに歴史は進行してきた。そして今も進行している。聖書は現在の世界の出来事が神が定めたことであることを教える。だから聖書を学んで歴史の見通しを立てるのが賢明である。
  
 http://www.neshama.info/ (ネシャマー王国)
 http://www.geraldschroeder.com/ (シュローダー博士のHP)( 英文)

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